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読書系女子のあれこれ

旅行と本が好き。面白かった本の考察とおすすめです。

それは、その時代に存在しちゃいけないはずのモノ。/南山宏 『奇跡のオーパーツ』

私はUFOは信じていないが、オーパーツはとても夢のある話だと思っている。

OOPARTS(out-of-place articlesの略語)とは、要するに「その時代に存在するはずのなかったもの」であり、やけに盗まれたり失われたりすることも、あるいは贋作も多いため、解釈や正誤について議論され続けている。

 

有名なのでいえば、

インダス文明*1の遺跡モヘンジョ・ダロには、黒くガラス質になった石がある。ここまで石を高温にする条件は核爆発以外ないのだが、鉄もまだ使われていない時代にどうやってそんなものが起こったのだろうか?

どう見ても銃痕があるネアンデルタール人の頭蓋骨が、アフリカで地下18mから発掘された。ネアンデルタール人は現在の人類に近い新人のひとつ前、旧人である。これが本当なら、なんらかの技術を持った文明が共存していたことになる。

 

氷河期の地層から、精密な銀細工で作られた合金の壺が出土した。その時代に高度な文明などあるはずもないのだが…。

 

スフィンクスもそうだし、ネットで有名なものでいえば未だ解読されていないヴォイニッチ写本などもある。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5e/Voynich_Manuscript_%28170%29.jpg

ヴォイニッチ手稿 - Wikipedia

こんな感じ。

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こういうのって、ワクワクしないか

地球が滅んだ後の世界系だと、アニメ化したドクターストーン

Dr.STONE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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それからセブンシーズが最近大好き。

どちらも滅んだ後の世界観がそれぞれ良い。

7SEEDS(1) (フラワーコミックスα)

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南山宏の本は、詳しい解説とともに発見した人や所蔵している人に実際にコンタクトを取っており、実録形式になっているので面白い。写真も豊富だ。

そもそも眉唾モノのジャンルゆえ、エンターテイメントとして最高に楽しいのだ。

『奇跡のオーパーツ

資料(写真)も豊富ながら、ちゃんと南米やインドなどを回って、実際に所蔵者や発掘者にインタビューしているのがポイント。

 

どんな風な状態で発掘され、どのような経緯で現在の地におかれ、発掘に至るインディージョーンズ顔負けのエピソードなど。

こういうものは古い本などの史料にあって、実際にあるという仮説を立てて発掘に挑んだパターンと、たまたま土地の農夫が耕してる最中に見つけた、みたいなものが王道だ。

 

後者はそもそも貴重なものであることに気づかれにくく、勝手に捨てられたり売りさばかれたりしているので波乱の遍歴になる。

文献などから仮説が立つものは、盗品になって見つからなくなっていたりする。

 

ちなみにこの著者の南山宏ハヤカワSFを創刊した人物でもある。

 

 

内容は最初に挙げたものに加え、

・世界各地で1000年以上も前の資料や遺跡、書物から飛行船や宇宙服を着たと思われる人の絵や資料が出てくる

・恐竜の時代に人の足跡が出てくる

・古代にあるはずのないハイテク技術各種

・古代核戦争の有無の検証

などなど。コラムや小話なども充実しているので、間違いなく好きな人は好きだと思う。コラムなどを含めると相当数のエピソードがあり、面白い。

 

まとめ

環世界とか、時空系、パラレルワールドSF、そういうものが好きな人なら間違いなくオーパーツのことを考えると自分の世界に入っていってしまうと思う。あれこれ想いを馳せたり、インディージョーンズみたいにワクワクしたいときにおすすめします。

 

※ 下は約30年前の著作なので、現在は贋作と判明しているものもあるかもしれない

*1:紀元前2600ー1800年