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読書系女子のあれこれ

旅行と本が好き。面白かった本の考察とおすすめです。

面白すぎて徹夜しそう!おすすめ小説5選

あまりの面白さに、ページをめくる手がとまらなくなる。

 

1000冊以上は本を読んでた私が、思白すぎて徹夜で読んでしまう小説を5冊まとめました。

 

ベストセラーの名作の中から選りすぐりです。

夢中になれるような面白い本が読みたい、そんなときによかったら思い出してください。 

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構造の面白さ・恩田陸『三月は紅き紅の淵を』 

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

 

いわゆるハコモノミステリー。

一冊の『三月は紅き紅の淵に』という本を出発点に、本の中に本があって、その中に広がる世界が本と現実とオーバーラップし、それを外から見つめる作者の供述もすべて本の中・・・?そして、それすらも結局本の中、なのです。

4つの一見独立した話からなり、徐々にそれらが絡み合って、関係しあってきます。

話が始まって、終わって、次に続いて、そしてまた始まる。その入り混じった構造の凄さにため息。

 

日本語の美しさを味わう・泉鏡花『外科室』

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

  • 作者:泉 鏡花
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: 文庫
 

泉鏡花の短編は話自体は割とありふれた内容のものが多い気がします。

しかし、表現のあまりの美しさにため息が出てしまう。その言葉遣い、描写。こんな美しい表現が、日本語があったのかと驚く。言葉のリズムも必見です。

 

内容は20pくらいで、伯爵夫人が病態で医院に運ばれ手術を受けることになったものの、麻酔をしないと言い張り、命を失ったとしても手術すら拒否する。その理由は、という単純なラブストーリー。

私が好きなのは、麻酔を夫人が拒否したまま手術に入り、死の瀬戸際を迎えるところ。

夫人「でも貴下は、貴下は私を知りますまい!」

医師「忘れません。」

話を読むと、ここでこの表現を使うかと感銘を受けました。

「忘れません」。あなたのことを今後も忘れません、という意味じゃないですよ。

一回目はと読み飛ばしましたが、二回目読んでみてその表現の素晴らしさに体が震えました。

これまでとこれからの人生と「時間」について考える・北村薫『リセット』

 

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

  • 作者:北村 薫
  • 発売日: 2003/06/28
  • メディア: 文庫
 

「時間三部作」のひとつ。独立した話ですが『ターン』『スキップ』も必読。

正直第一部の冗長さに私は一度読むのをやめていますが、そこを抜けると第二部・第三部と死ぬほど人生と時間について考えさせられる良作が待っています。

 

男性側の叙述パート、女性側の叙述パート、第二次大戦中に離れ離れになった男女が、時を隔てて別な人間に生まれ変わって、再び分かれて再開する。死ぬ、出会う。

視点と時系列の切り替えが見事。

 

読後は、生きている時間を、一緒にいられる時間を大切にしよう。と、しんみりします。

再開のシーンはため息もの。

運命の人に転生を繰り返しながら出逢う・森瑤子『アイランド』

アイランド

アイランド

 

北村薫と別なタイプで、時間・転生系の最高峰。

上記の『リセット』が70年すらいの話に対して、『アイランド』はもはや千年くらいの話です。

始まりは未来で、若干レトロフューチャー的な世界観ですが、沖縄の与論島を舞台にした近未来という設定。かつて離れた恋人が、さまざまな人間に転生を繰り返して惹きあうものの、ギリギリ出会えない。

少しずつヒントを残してまた次の生に、また次の生に。その運命的な、千年の恋愛にため息が出ます。

 

男女がそれぞれ少しずつ前世のことを思い出していき、やっと出会えるか、というところでまたすれ違うも、徐々に運命的なものに引き寄せられて近づいていく。

思わず震え、泣きました。

重厚な異世界ファンタジー小野不由美十二国記

 

月の影  影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

 

国の設定のつくりこみがすごすぎる。12の国の治世、建物、法律、歴史、よくここまで詳細に作り込んだな、と作品の深さにため息が出ます。

世界観は中華風。描写が素晴らしくて、建物や風景が目に浮かんできます。

 

現代日本の学校で仲間外れにされ、家では高圧的な親に押しつぶされて「いい子」だった少女は、セーラー服一枚で異世界に飛ばされて、何もわからない中人に裏切られ、飢えに苦しみ、獣に襲われながら葛藤し、自分の弱さや醜さと向き合い、強くなっていく。

 

主人公の葛藤と成長にめちゃくちゃ感情移入しました。意外と「他人に言うことを聞かされている、自分が被害者の状態」ってある意味で楽で無責任でいられるんですよね。

シリーズものですが、全部話としては完結しているので、1シリーズからでも。

10年以上売れ続けているのは納得です。売れているだけやっぱり本当に面白い!!

 

番外編・キャラクターと語り口に惹き込まれる・森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

ー読者諸賢、ごきげんよう

名言が弾ける京都が舞台の小説。比較的軽めのものを一冊入れてみました。

この中村佑介の表紙は有名ですよね。

 

主人公のさえない大学生と天然系少女のなんやかんやですが、男の視点と女の子の視点から語られるいろいろが最高に良い。

それを差し引いても、女の子がでかい鯉を背負ったりする小説なので間違いないです。

名言が飛び交う面白くて不思議な本なので読むべし。

 

 

面白い本、私も常に探しています。

 

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

 

 

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

  • 作者:泉 鏡花
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: 文庫
 

 

 

アイランド

アイランド

 

 

月の影  影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

 

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

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