読書系フリーターの日常

ブラック企業を新卒半年で辞めた読書好きフリーターがいろいろ考えています。契約社員になりました。

全ての女性がバイかレズなら、世界はどう変わるんだろう

最近はてぶで話題のやつ。

tocana.jp

要約すると、女も男も男の裸に興奮しないが、女も男も女の裸に興奮する。だから女は皆バイかレズだ!とのことである。大変センセーショナルであることは間違いない。

もしそうなら、今までの世界はどう変わるんだろう。*1

 

ちなみに私も、男性はよっぽどスタイルが良くない限り興奮しないが、女性はよっぽどスタイルが悪くない限り興奮するのでその感覚はわかる。

 

この記事を読む限り、被験者の男女が、あらゆる年齢・文化圏から集めたものなのであるかどうか、「興奮」というのが本当に性的なものかどうなのか、どのような対象・条件で起こり得るのかなどがはっきりしない限りは、信憑性が薄い。

しかし、ブコメでも言っている人がいるのだが、そう言われてみるとそう思うようなことが無いでは無いのだ。

以下、合コン・女子同士の友情・憧れ と思いつく例を挙げるが、あくまでこの記事を元にするとこのような考え方もあるかもしれない、という程度の話である。

 

例1・合コン

合コンをした。

幹事の女の子は、「ほんっとに!今日来る娘すごいカワイイから!」と言っていた。

全然可愛くなかった。

男と女の「カワイイ」の差という説が主流だが、もしかしたら、そこまで「可愛い」と言うからにはその幹事の女の子の中ですでに恋愛感情が入っているとしたら。

好きになってしまうと、男だろうが女だろうがどんだけ不細工でも美しく見えてくるものだ。秋元康「ドリアン少年」みたいなものだ。(※リンクからは歌詞)

LOVE理論』水野敬也先生も、学生時代好きになってくれた女の子に「ディカプリオに似ている」と言われた事例を報告している。

↑水野先生

女子同士の中が良すぎる関係は、もしかしたら(同性愛に否定的な文化背景により)無意識的にそれ以上になっていることがあるのかもしれない。

例2・女子同士の友情

特に若い女の子って、仲良しの女の子同士で過剰にベタベタしたがったり、常に連絡を取ったり一緒にいたがる。特に大学生までで顕著だ。抱き合ったり手を繋いだりもする。男同士でこれをやったら同性愛認定モノである。女の子同士でそれをして、ただの「友情」で片づけられるのは、女性同士の恋愛感情を強固に拒絶する文化があってこそ。それを、取り払った後にある感情というのは、果たしてどうなるんだろう?

 

f:id:quelle-on:20151201215306j:plain

また、男同士より女同士の方が、仲良しの女の子が他の女の子と仲良くしていたときに嫉妬しやすい。家事により共同生活を営んでいた名残、みたいな文化的な側面という説が多かろうが、本当は女同士は恋愛感情を抱くのがおかしくないからなんじゃないかしら。

女の子同士で「可愛い可愛い」言いあうのも、両想いの前提があれば何も特異なことではない。

例3・憧れ

アイドルにハマる男性の中で、彼女たちを恋愛対象に見ていない男性はごく少数であろうと思う。信仰の対象としていても、彼女が「私、あなたのことが好きでした」と目の前で全裸になったとしたら、抗うことができるのだろうか。

余談だが、吉祥天女を慕い、その仏像の前で寝たところ夢に現れたので夢の中でヤって、朝起きたら像にのスカートの部分に精液が付いてた話がある。書かれたのは平安時代だ。

日本霊異記(上) 全訳注 (講談社学術文庫)

日本霊異記(上) 全訳注 (講談社学術文庫)

 

 女性アイドルにハマる女の子たちは、果たしてそれが単なる「憧れ・尊敬」とか、応援したい気持ちなんだろうか。既に一部そういう女性は存在するが、それ以外でも果たして恋愛対象として見てはいないのだろうか。

 

大体、「憧れ」というのがだいぶ怪しいところではある。

大学の図書館で数年前に一読しただけなため出展が定かではないが、戦前・戦中の女学校などで見られた「お姉様文化」というのが、同性愛なのではないかと唱える本もあったのだ。調べてみたら、おそらくこれだ。

女學生手帖: 大正・昭和 乙女らいふ (らんぷの本)

女學生手帖: 大正・昭和 乙女らいふ (らんぷの本)

 

 これは、魅力的だったり目をかけてくれる上級生を、下級生が「お姉さま」と呼び慕い、奪い合い、固定の関係ができれば手紙を送り合い、並々ならぬ親愛の情を形成する文化とされる。

(しかし、また余談だがどくとるマンボウ青春記 で、著者が18前後の一時期、一部で可愛い同級生(男子校)をプラトニックに慕うことが流行した事例が報告されている。周囲に異性がいない環境なら性別問わず発生か?)

だいたい、女性は「尊敬できる人がいい」とか言いがちなものだ。尊敬=恋愛感情と乱暴に結びつけることができそうなケースも見てきた。

その尊敬とは、いかに。

おわりに

もし、女性が女性に恋愛感情を持つのが当たり前ならば、という前提で説明がつくと考える事象を挙げてみた。

女同士が全てこんなのじゃない!私は友達のことそんな目で見てない!という反論が予想できるが、そんなの当たり前である。男性が全ての女性を恋愛対象に見ているわけではない。女性だって全ての男性を恋愛対象に見ている訳ではない。女性が全ての女性を恋愛対象とみる訳ではない。

 

記事内でも、「魅力的な」という但し書きがついているのだから。

 

そして、マイノリティはいつだって存在する。それは、けしてその論が存在しないという根拠にはならない。

 

 

以上、それっぽい事例が思いついたらまた書き足します。

それにしても、両性とも男性の裸に興奮しないのは本当になぜなんだろう。気になっている。

*1:この場合の「世界」とは、自分の中の常識や世界観を指す